システムのバックアップにより万が一Windowsが起動しなくなったりしてもバックアップファイルがあれば、瞬時にもとの状態になります。ただ、ここで忘れてほしくないことが何点かあります。たとえば、2002年3月1日にシステムのバックアップを行なったとします。これで安心だ!と思って、3ヶ月たったとしましょうか。なんだかPCの調子が悪い・・・・。あれこれやってもWindowsが起動できないや・・。壊れてしまったのかなぁ?どうしよう!!
『WASH』を使ってバックアップファイルからシステムのリストアを行なえばいいのですが、この3ヶ月の間にたまったメールのデータや、自作のデータなどがWindowsが入っているCドライブにある場合は元に戻すことができません。もちろん、3月1日までに受信したメールデータなどがWindowsが入っているCドライブにあれば、ちゃんと、システム内に含まれているので問題なく、リストアすることができます。またWindowsが起動できなくてもMS-DOSでアクセス可能なら、ファイルを救出することもできます。しかし、MS-DOSはコマンド入力にて利用しますし、マウスを使ってクリック・クリックというわけにも行きませんし、ファイル名に日本語を使っていたりした場合などはさらに操作が大変です。セーフモードさえも起動できなくなってしまったけど、MS-DOSでアクセス可能なら特定のファイルだけでも救出したいですね。。
話がそれましたが元に戻すことができるのはあくまでも、2002年3月1日までの状態でしかないのです。 1日に何通もメールのやり取りをしている人なんか、3ヶ月分ですから 1日5通としても450通ものメールデータを失ってしまうことになっています。どうでもよい広告メールなどならなくなってしまっても良いのですが、大切なデータはなくしたくないですよね。そのためにはどうしたらよいか?なんですが、簡単です。1週間あるいは1ヵ月などと期間を決めて、システムのバックアップとは別にメールのデータや自作のワープロファイルなどを FDなどの外部のメディアにこまめにバックアップしておけばよいのです。そうすれば万が一システムが壊れてしまっても被害を最小限にとどめることができます。システムは3ヶ月前の状態に戻ってしまいますが、クリーンな状態にしてあるわけですから、すんなりと元の状態にもどすことができます。
システムのリストア後、個別にバックアップしてあったデータをHDに戻せばいいだけのことになります。インターネットの“お気に入り”なんかはネットを巡回して、再度、集めればよいのですが、メールのデータや自作のデータだけはどうしようもありません。ですから、システムとは別に個別にバックアップしておく必要があります。バックアップの方法としてはオンラインソフトなどを利用すると便利かもしれませんが、普通にFDなどにコピーしておけばよいと思います。データ量がかなりの容量の場合、FDには収まらないので、この際 CD-R/RW、DVD±R/RW/RAMドライブなどを持ってない人は購入するのもいいでしょう。
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