パッケージ版のWindows9Xならば、Windowsだけを導入した場合だと、数百MBにおさめることができますし、使うことがないと思う、デスクトップテーマやマウスカーソルなどを導入しなければかなり容量を抑えることができます。スクリーンセーバーなんかも使いそうなものだけ入れておけばいいでしょう。後に必要性がでてきたらWindows上で追加できますから、安心してください。
Windowsのセットアップが済んだら、次にプリンタなどの周辺機器のドライバのセットアップをしておきましょう。後はアプリケーションのセットアップですが、必要以上に導入すると容量が大きくなってしまうので、絶対必須のソフトだけ導入しておきましょう。メールソフトやOFFICE製品など、必ず使うものだけを導入しておくと万が一PCの状態がおかしくなっても、数分でリストア、メールもワープロもプリンタもすぐに使える状態に戻ります。インターネットの接続設定や、メールの設定などもお忘れなく。後は適当に壁紙やデスクトップテーマを自分好みのものにしておいたりしておけばよいでしょう。余計なファイルなどは削除して、ゴミ箱なども空なクリーンな状態にしておくといいです。
理想状態としては
Windows9X(200〜600MB)+ドライバなど(〜50MB)+アプリ(〜300MB)≦650〜700MB
最大でも1300〜1400MB程度
にしておくと、CD-R/RWを持っている人ならば、≦650〜700MBで収められれば、オリジナルのリカバリーCDが1枚、≦1400MBで収められれば、オリジナルリカバリーCDが2枚となり、システムのリストアがスマートに行なえます。もちろん、もっと多くの容量になってもリストアすることは可能ですが、CDが3枚も5枚もあったら、それだけリストアするのに時間がかかってしまいます。なるべくCD1枚、ないしは2枚程度に収めておくのが、リストア時間も少なくてすみますし理想的です。
メーカー製PCなどでは添付のリカバリーCDなどにより、ほとんど使いもしない余計なソフトまでも導入されることが多いので、コントロールパネルから、使用しないものはバッサリと削除してしまいましょう。それである程度の容量を減らすことができると思いますが、ソフトのアンインストールはWindowsの状態を不安定にさせる原因にもなるので、そのままでもいいかもしれません。あとはネットの設定だけ済ませておけばいいと思います。クリーンな状態ができたら、この状態をいよいよバックアップです。
[Windows2000/XPを利用している場合は?]
Windows2000などはセットアップしただけでも1BG以上になりますし、最新のOSである、WindowsXPでは2GB以上になります。さらに、ドライバやアプリを導入することによって巨大な容量となってしまい、CDが何枚も必要になりますが、現在では書き込み型DVDなどの販売により、これらのシステムのリストアもDVD±R/RW1枚にて収めることが可能です。
しかし、ここでお話している内容はWindows9Xを利用している方が対象のため、あまり深入りして説明する必要もないのですが、『WASH』を利用するためには、Windows9Xにて作成されるDOSの起動FDが必要となります。XPのみを利用している方は、残念ながら起動FDの作成が行えないので、他の市販のバックアップソフトなり、CD-R/RW搭載のメーカー製PCなら、添付されているライティングソフトのオリジナルリカバリーCD作成でシステムバックアップをご利用してください。ただ、その場合よく添付されているソフトの『B's Recorder』ではパーティション単位のバックアップなので、使い勝手はあまり・・・・よくない・・・。2000のみを使用しているひとはパワーユーザーに限られると思うのでとくに問題ないでしょう。一応、FAT32は使用できない制限つきFDの作成は2000のみお持ちの場合はできます。OSのCD-ROMが必要となると思いますが。
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