普通はWindows9XはCドライブに入っているので、保存先にはそれ以外のDドライブなどの空きドライブやパーティションが必要です。Dドライブなどの他のドライブやパーティションが存在しないひとは、HDを増設したり、Cドライブの空き領域を使って新たなパーティションを作る手もあるのですが、手間ヒマかかるので、ない人はあきらめてください・・・。また裏技的にCドライブ内に保存できる場合もありますが、使用容量よりさらに大きな容量がないと危険でしょうし、『WASH』の作者さんもそのような操作を推奨されていませんので、ここでは説明しません。
Windows98後期以降に購入したPCならメーカー製のPCでもDドライブなどが存在しているはずです。存在していたとしてももちろん、Cドライブの使用領域と同等以上の空き領域がなければなりません。エクスプローラーでHDの様子を見てみましょう。また、パーティションを区切ってセットアップする方法などがマニュアルなどに載っている場合もあるので確認してみましょう。親友のはっちゃんのPC、NECのValue Starなどはそのようになっていました。
Dドライブなどの空き領域がない場合は、参考までにパーティションを分けるソフトとしては『PartitionMagic』『SystemSelector』など市販ソフトがありますが、お金がかかります。安く行うにはLinux雑誌などに付属しているFipsというツールを使って、パーティションを分ける手立てもあるのですが、少々敷居が高いです。パーティションの説明などは他のWebサイトに詳しい説明がいくらでもあります。
空きディスク領域はエクスプローラーなどで確認できます。参考までに図は管理人のCドライブの状態です。
表示されているのはWindowsMeと、必要最小限のソフト・ドライバなどがインストールされているCドライブです。名前はWIN9Xとなっており使用容量はちょうど1ギガバイト(GB)に
なっています。この内容を次の図で示すFドライブに保存してみることにします。使用容量はプロパティなどで確認できます。またファイルシステムが赤枠で囲ってあるようにFAT32でありますが、FAT16であってもかまいません。Windows9Xを利用している方はこのFAT16/32ファイルシステムになっています。
こちらはCドライブ以外のFドライブです。PCに搭載されているHDは一つですが、HDをパーティションごとに区切るとこのように、別ものとして扱われます。名前はTEMPとして、一時ファイル置き場にしています。肝心な空き容量ですが、9.97GBであり9.97GB≧1GBという関係から条件の2をクリアしたことになります。またファイルシステムもこちらもFAT32となっています。2000/XPの場合はこの保管先ドライブにNTFSを使用していると後述する起動ディスクからNTFSファイルシステムのドライブを認識することができないので保管先として利用できません。
Windows9Xのみをご利用の方はNTFS自体が扱えないため特に意識する必要はありません。したがっていずれにせよ保存元、保管先のファイルシステムがFATであることがこれから行うシステムバックアップの絶対条件となります。2000/XPでもFATファイルシステムを利用していれば問題ありません。
参考:NTFSファイルシステムの状態です。
WindowsNT/2000/XPで利用しているファイルシステムとしてNTFSがあります。サイズは49.9GBとかなりのデカさですが、FAT16/32ではこのような巨大なサイズを扱うことができませんし、一つのファイルサイズにも限界があります。
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