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お約束の前説
初めて購入したPCは14型のCRT一体型のPCであり以後新しいPC本体を購入するものの、このモニターに接続して使用してきたので何事もなくPC操作を行うことができたのであるが、時が経つにつれ、やはり新しい本体に合わせてモニターも新しいものにしたいと考えていた。そんな中でも初代iMACなどはモニター一体型であっても斬新なデザインを利用していたりとメーカーの最新PCでは省スペースを売り物にしてモニター一体型のPCが主流に発売されていたけど、自分の場合机を二台並べて奥の机にモニターを置いて使用していたのでスペースには問題はなかったし、何しろ使用しているのはモニター部分だけであり、本体の部分は邪魔でありまた14型といった狭い作業スペースでは1024×768のXGA表示では文字も小さくて見にくかったこともありモニターの購入をすることをした。

斬新なデザインでモニター一体型のPCのイメージを変えたiMACでさえもこの奥行きだ。キーボードとの大きさを比べればこの無駄なスペースをなんとか無くしたいと思うのが当然だろう。CRTの奥行きの大きさはどうしようもできない。

PCからの情報はモニターによって人に伝わってくるのでこの部分の快適さは大事である。テレビでも新規に購入する場合は今よりも大画面のものを買いたくなるものだ。

さて、まずは予算であるが、発売されているメーカー製品のものにも高価なものには小型の液晶モニターが発売されているものの、主流はテレビと同じCRTのブラウン管モニターである。液晶モニターを単独で買うものなら十数万の出費を覚悟せねばならない。旧式の代用品ではあるがまだ使えるモニターがあるにもかかわらず巨額な出費をすることもできないので当然ブラウン管のCRTモニターを購入することになる。このころは中古の液晶モニターでさえ高価で気軽に購入できる値段ではなかった。

デカいし重いし・・・
モニターは実際自分の目で確認するのが一番なので家の近くのPC専門店が最近オープンしたのでその店で購入することにした。予算は3万程度で解像度はXGA以上対応、大きさは17インチ程度で手ごろなものを探していたところ、[ナナオ]、[iiyama]といったモニターメーカーとして有名なものだと値段がかなり高い。15インチの大きさで我慢できれば3万円で購入できるものの、見た目では14インチと大して変わらないし、17インチとくらべたら相当見劣りする。そんな中で激安PCを売りにしてPC業界に飛び込んできた[SOTEC]のモニターが目に止まった。大きさは17インチで機能も申し分なさそう。価格は・・・・おおっ!2万ちょっとで買える!迷うことなく購入するが、なにしろ17インチだデカイのなんの、とても持ち帰ることもできないし自転車に載せるって言ったってママチャリみたいに荷台があるわけでもないしカゴに無理やり乗せたらとんでもないことになりそうだ。

運送してもらえば良いのだが、かなりのデカブツなので送料がかなりかかる。送料込みなら文句はないんだが、早く購入したい気分でもあるし、自宅から徒歩15分、自転車なら5分ほどの距離だ。自宅には車はないし・・・と、意を決して持ち帰ることにしたが、店の出口あたりで力尽きる

重さはそれほどでもないのに梱包しているダンボールが70cmの立方体程なので持ちにくいったらありゃしない。ひもの部分を持とうものなら指がちぎれる程だ。自宅にあるちょっとしたお買い物カートでは貧弱すぎて運べそうもないし・・・・と、店にあった台車を借りれるか店員に聞いてみると「ちゃんと返してくださいね・・」と笑われ快く貸してくれた。夜中の8時過ぎであったのでアスファルトの上をゴロゴロ転がしながらかなりの近所迷惑であったと思ったけど自宅に持ち運ぶことができた。

自宅に搬入後、台車を返しにいかなくちゃと思って折りたたんで持って行こうと思うものの、この台車がまたしても強烈に重いし、デカイ。酒屋のビールケースを運ぶくらいの手軽なものではなく、プロパンガスのボンベも運べるほどがっちりしている。30Kgほどあるだろうか?自転車ではとても運べそうにないので、結局何も載せないまま、子連れ狼のようにまたゴロゴロと店に持ち帰ることになった。たしか2001年初頭の頃のことだったと思う。購入したのは[SOTEC]のCF17K1という一般的なCRTモニターであった。

さてと、念願の17型モニターを購入したことだしと喜んでみたいものだが、以前の14型よりもさらに奥行きがあるし、一度机の上にモニターを設置したら部屋の模様替えをするのも大変なので机の配置換えをする。二台使っていた机の高さはほぼ同じだったので、邪魔だった部分が消え、モニターは見やすい。

型番 CF17K1
画面サイズ17インチ
ブラウン管ダイアゴナル管
解像度(最大)1280×1024ドット
標準表示領域(mm)310(水平)×232(垂直)
寸法(mm)410(W)×407(H)×430(D)
重量(kg)15.8

17インチのXGAはさすがに見やすい。本当の所、液晶モニターが欲しかったがとても高価だし、このモニターも非常に映りが良くて全く問題ない。それから数年経った2004年のできごとだ・・・・。マザーの調子が狂ってマザー、CPU、ケースを購入後しばらく使っていたが年末あたりからどうもモニターの調子が悪い感じなのだ。突然モニターが真っ暗になりなることが頻繁に起こるようになってきた。ソケットの接触不良や埃が多量に付着してしまったせいもあるだろうからと念入りに掃除するもやはり突然真っ暗になることが何度もある。新品のものではなく中古製品であるためそれほど長続きしそうにはないだろうと思っていたが、修理に頼み込むほどのことでもなさそう。

そんなときは壊れたテレビを直すがごとくカラテチョップを加えると再び映る。PC本体が壊れていないことは確かなので安心するが肝心のモニターからの情報を得ることができない状態なのだ。モニターの映らないPCなんてただの箱同然。パーツの購入をしたばっかりなので更なる出費は痛いのでなんとか持ちこたえてくれと願うものの、Webサイトの更新をしたりする場合やエディタで文章を書いているときに限って突然真っ暗になることがあり非常に困る。カラテチョップを加えれば直るものの、衝撃を与え続ければ精密機器ではあるものだし近いうちに壊れるだろう。確か前に買ったテレビもチョップを繰り返すうちに全く無反応になり新たに購入したこともあるのでそろそろ限界だろうと、新たなモニターを購入することに決めた。

CRTと液晶のメリットデメリット
時代の進化とは恐ろしいもので、今では液晶モニター全盛の時代だ。メーカー製品はほとんど液晶モニター搭載でCRTの製品なんてみかけることは全くない。それも以前は15インチ程度のものだったのが17インチや、ワイド画面、さらには値段は高くなるが20インチ以上の製品だって見かけることもできるようになった。テレビとして切り替えることができるものも発売されている。

ここでCRTモニターと液晶モニターのメリット、デメリットを考えてみよう。

いまデスクトップPC用のモニターといえば CRTではなくLCD(液晶モニター)の方が多いのではないだろうか。CRTに対するLCDのメリットは多く紹介されているが、実用上での一番のメリットは省スペース性。幅と高さは変わらないが奥行きが半分以下、重量は1/2いや 1/3以下のものでさえあることがわかる。

良く知られているようにLCDとCRT ではサイズ表示の仕方が異なっている。実際の表示画面サイズで比べてみると、15インチLCD、17インチCRTではでほとんど差がない。したがってほぼ同じ大きさのフォントでXGA表示ができることになる。ワープロやメールなど文字を中心とした作業をする場合にはなるべく目に優しく見やすいのを使いたいところである。

LCDの方が画面のちらつきが少ない、デジタル入力が可能な機種では画面調整が不要なことなども重要なポイント。LCD のもう一つのメリットは省エネルギーである。モニターはインターネットが常時接続となっている現在、動作時間が長い電気製品であり、この消費電力の差は長期間使用ではかなり大きなものとなる。CRT製品でも省電力待機機能があるとしてもやはりLCD通常使用時の電力消費よりも多いだろう。

LCDのデメリットであるがCRTに対する弱点は視野角の狭さと色の再現性、輝度の低さ、画面サイズの小ささであろう。ナナメから見れば映りはCRTに劣る。しかし、大勢でテレビを見るわけではないし、PCの利用はモニター前にいる一人のみを対象にすることがほとんどだ。しかも最近のLCDの性能向上は著しくCRT並みになっている。グラフィックスデザインや写真処理など高度の色再現性が要求される用途以外では、現在の性能で全く問題はないであろう。

CRT(ブラウン管モニター)LCD(液晶モニター)
価格大画面でも低価格大画面ほど高価格
大きさ奥行きでかく重量級片手でも運べる軽量級
調節機種による機種による
目の負担テレビ並み?高発色によってはCRTより負担があるらしい
性能テレビ並み自動調節機能搭載
色再現性問題なしCRTには劣るが一般用途では問題なし
電力かなり食います環境にやさしく低電力

やはり省スペース省エネを考えると液晶に分があるし、色再現性の高度化、低価格化が進めばCRTがなくなる日も近いかもしれないし、特に選ばなければPC購入時にはLCDがついてくる。液晶用のフィルターなどもあるので液晶の勝ちであろうか?

液晶モニターを購入
さて、肝心な新規モニターの購入であるが、それほど高機能なものでもなくても良いし、値段とデザインが手ごろなものを選んでみることにした。予算は新品で5万円以内。大きさは大きければ大きいほど良いが17インチでSXGA(1280×1024)対応、色はPC本体に合わせて、シルバーまたは落ち着いたブラック調のものをと考えショップに出向いた。

CRTモニターを買ったショップはいつの間にか潰れてしまったので家電量販店に出向く。モニターコーナーを見てみると、PC専門店ではないにせよ機種がいろいろとある。15インチ製品なら3万円以内で買えるものさえある。CRTモニターは一台も展示されていなかった。画面が映っていなかったので店員さんに購入を考えているので電源を入れてもらうように頼むと一斉にWindowsのログオン画面が映りだした。

値段の差ほどの各機種の画面表示の差はないようだけど、今までCRTモニターを使っていたせいかどれもまぶしく綺麗に映っているように見える。おっ!いいなと思ったのが[MITSUBISHI]のものと[SONY]のものであった。どちらもPCメーカーというか家電製品が主なメーカーであるがやはりデザイン性はなかなかのもの。大きさも価格も差がなく、問題ない。この二機種のどれかにしようと思い、いろいろといじくると、[SONY]製品にはスピーカーがついていて画面の高さ調整が簡単にできることが判明。色も落ち着いた感じでこれに決めた。価格は\42000で送料は別途だが、当然持ち帰ることも可能な重さだった。

    
購入を済まし持ち帰ってモニターを付け替えるとその大きさに驚いた。梱包されたダンボールのケースはかなり大きいものの、まずなんといっても重さ、奥行きが1/2以下ほどで座っている机の上においても十分なスペースを確保できることだ。キーボードをモニター前面においても余裕のスペースがまだある。重量もそれほででもないので、移動もラクラクできる。配置換えや、高さ調節も簡単であるし、この製品は接続コード周りもすっきりしており高級感もすこし漂う。液晶モニターで問題とされるドット欠けもないので映りも全く問題ない。SXGAの最大解像度にしても綺麗だし、画面の調節も自動でやってくれる。

購入したのは[SONY]のSDM-X73というものでPCパーツで初めて[SONY]製品を買ったような気がする。CD-Rメディアとかは買ったことがあるけど、[SONY]もPC本体ではVAIOシリーズとか発売してますね。

型番 SDM-X73
画面サイズ17インチ
液晶パネルアモルファスシリコンTFT方式(a-Si TFT)
解像度(最大)1280×1024ドット
標準表示領域(mm)337.9(水平)×270.3(垂直)
寸法(mm)367(W)×361(H)×232(D)
重量(kg)7.1

重量も大きさも数字だけを比較すると1/2程であるが実際に設置してみるとかなりの差を感じるほどの省スペースだ。しかも同じ17インチとはいえ表示領域はCRTの19インチに匹敵する大きさでもあり液晶モニター発売初期のものよりも性能はよく、液晶パネルに無駄な領域は存在せず画面いっぱいに広がっている。スピーカーが搭載された下部のところだけ幅は大きくなるが、両サイドは1.5cm程度だ。 さて、CRTモニターをどうするか・・・リサイクル料金もかかるしまだ使えるかもしれないと思ったが、適当に分解して一般ゴミとして処理することができた。

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