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静かなのはファンが止まっていたから・・・
DVDドライブの購入後に買ったCPU、MSIのマザーボードにしてPCは問題なく使えていたのですが、2004年の11月ごろから時々フリーズしたり、いきなり再起動したり、再起動しても動作がモッサリした感じで調子がわるいな〜と思うことがたびたびあった。これまで何事の問題もなく使用できたのだから、9月に出たXPSP2の副作用でもないだろうし、ウィルスにやられていることも考えられなかった。もしやあのとき買った安めのアヤシゲな電源がイカレタのかも?と思って、ケースを開けてみると何やら内部が強烈に熱い!やはりと思って、電源を点検したものの通常の熱さで電源は特に悪いところもなさそうだった。

しかし、この電源の後ろに隠れているCPUの状態がわからないので、電源を取っ払って、CPUを調べてみると原因はこれであった。強烈に熱い。玉子をのせたら目玉焼きができそうなほど熱いぞ、こりゃ。電源を入れてみると何とCPUファンが回転しない。そりゃ熱くなるわけだ。

再起動したのはマザーが熱を感知して起こったのであろう。そう言えばいつも気にしていたブンブンなるCPUファンの回転音が全然気になっていなかったので、最近静かだなと気にも留めていなかったので、ケースを開けてみるまで分からなかったのだ。これまで問題なく動作してきので何かの振動でCPUファンが動いてたり止まったりしたのであろう。ソケットはしっかりはまっているが、電源をもう一度入れても回んない。埃もずいぶんと付着しているので接触不良なのかも?と、はめ変えてみたけど回転しない。こりゃ取り外して丁寧に埃を取らないとだめだなと思っていると指がファンの導線にたまたま触れ急に動きだした。危ない危ない、扇風機でなくてよかったなどと思いつつも、どうやら埃ではなくファンの導線に問題がある模様。断線しているかもしれないが、とりあえずちゃんと回転してくれたのでケースを閉じ、いつものように問題なく使用することができた。

しばらくの間、問題はなかったが、何やらまた同じような重たい症状が生じた。耳を傾けCPUファンの回転を確認するも、止まっている模様。再起動してBIOSの画面にてファンの回転数を確かめてみるとやはり0。CPU温度は何と90度を超えている!こりゃ何とかしないとCPUどころかマザーも壊れてしまうので、ファンを買ってきて取り替えた。なんとか無事に事なきを得たが、CPUはリテールパッケージを購入したので付属するIntel純正のファンだから安心していたのに・・まあこんなこともあるんだなと、壊れたCPUファンを見ながらこれからはCPUファンの動作に気をつけようと思いました。CPUは3cm×3cmくらいの大きさなのにファンは無茶苦茶デカイ。見たことない人はケースを開けて確認してみよう。図は一般的なPentium4タイプのCPUクーラー。なんだかクモのようだ。

ん?なんかマザーが昇天したらしい
CPUファンも無事に動いたし、いちいちBIOS画面にて確認するのもメンドクサイのでマザーのユーティリティディスクに付属するCPUの温度やファンの回転数をWindows上からでも検知できるソフトを導入して気をつけた。今のところ高熱に耐え続けていたCPUは壊れてないようだ。そしてしばらく使い続けていたある日、PCの電源を入れるとファンは回るがOSが起動しない・・・というかHDが動いてない。

購入したMSIのマザーボードには図のようなUSBソケットを増設することができるブラケットをマザーに取り付けることができる。またこれに付随するランプの状態でPCパーツのどこの調子が悪いのか確認できるようになっている。4つのランプがありその配色するパターンによって状態がわかるものなので取り付けていたが、確認できるのはケースの裏側なので、今まで特に注意を払っていなかった。
こんな感じで色々なパターンがあるのだがなんと4つのランプが全て赤になっていた。4つ赤の状態はCPUが正しくインストールされていませんということらしい。CPUのインストールって何?ちゃんと装着されていないってこと?それならHDのデータに異常がない可能性が出てきたので安心はするもののこれまでCPUファンの停止のせいでPCの状態が悪いのは分かったが、やはり高熱に耐え続けていたせいでCPU自体がお釈迦になってしまった可能性も出てきた。

CPUソケットの接触不良なんてありえないしと思いつつもケースを空けて電源を取り外して、ファンも取り外してCPUを取り外し付け直してみる。元に戻して電源オン!すると何事もなかったようにPCは動き出した。CPUを取り付けたのは2003年の3月だったしそれ以来強い衝撃を当てたりすることもなかったのだが、やはり高熱のせいで少しはイカれてしまったのかもしれない。

なんとか使い続けるもまた再起動し始めたり、突然電源が切れるようなこともおき始めた。しかし、ケースを空けて電源を取り外して、ファンも取り外してCPUを取り外し付け直してみる。元に戻して電源オン!するとなぜかつく。また止まったら・・・・その繰り返し。そのうちネジをはめたりするのもメンドクサクなってくるので扱い方も乱雑になってゆく。精密機器は壊れやすいとかそんなことはどうでも良いのでこの煩雑な作業をしないで済む方法を考えているうちについにはケースからむき出しのままにして使用するという無謀なことをすることになった。これならCPUを取り外して付け直す作業だけで済むが、非常に危険だ。

マザー逝ってしまった?
こんな状態で使い続けていたら当然モロに埃をかぶるし、熱処理にも問題が出てくる。コーヒーでもこぼした日にゃ結果は明らか。フリーズ後の再起動となればスキャンディスクが作動するし、安定して動作していても急に電源が落ちることが何度もある。相変わらず調子の悪い状態が続くが、安定して起動していることもある。不安定・安定・不安定・不安定・安定といった感じだ。これは何処かに故障が生じている可能性がある。

まずCPUだが以前のファンが停止してしまったのはファン自身のことでありファン取替え後も不安定ながら動作しているので問題はないであろう。または安く購入したアヤシゲな電源。これは違うWebサーバーのPCにこの電源を装着しても全く問題がなかったので特に異常が認められないが電源の不良により再起動が起こることなどは良くあるらしい。後はメモリとマザーあたりに何か問題が生じていると思うが、メモリの異常によるものとは考えられないし、マザーが一番アヤシイとの結論が出た。

何しろ再起動を繰り返すたびに、ブラケットの配色パターンがCPUが異常だったり、ビデオカードが異常だったり、メモリが異常だったりと違った信号を送ってくる。ブラケットが異常なはずは考えられないのでやはりマザーがイカれてる可能性が高い。故障の度合いが高い順番としてはマザー>電源>CPU>その他である。使えるには使えるがこんな不安定なPCではどうしようもないのでマザーの新規購入を検討。まだ2年も経ってないのに・・・・。結局何度かいろいろな作業を行っているうちにPCは2度と起動することはなかった。

ケースを衝動買いしようかどうか
秋葉のPCパーツショップにてなんだか故障したと思われるMSI製品のマザーは購入する気分にもなれなかったので、[ASUS]、[GIGABYTE]、[Aopen]などのマザーメーカーとしては名も知られており、人気もある製品の購入を考えていたが、MSIのマザーも丁寧な日本語マニュアルで分かりやすいし人気もあるんだよね、などと考えているとふと綺麗なケースが目に付いた。青色が特に好きというわけではなかったがそこに並んでいたケースの中では一番そのケースが魅力的だったので、マザーを買ってお金に余裕があったら買おうと思った。

今使っているケースは標準的なクリーム色の事務的で洒落っ気のないケースでもあったのでPCの性能アップとは関係ないがいつかケースも変えたいなと思ったこともこれまで何度かあった。だが、この目に止まったケースはMicroATX仕様のケースなので標準的な大きさのマザーを装着することができない。とは言っても、標準のATX仕様のケースでは大きすぎるしそれほどフル装備しなきゃならないほどのPCの使い方はしてないので、手ごろな大きさにも魅力がある。

ケースを購入する予定はなかったので標準的なATX仕様のマザーを購入しようと思っていたが、この際あの安めのアヤシゲな電源を使っていてもいつか壊れそうなので、それなりの電源の付属するこのケースの購入も考えMicroATX仕様のマザーで手ごろなのを探してみた。ケース背面にファンがついてるで熱処理対策もできそうだ。

対応規格Micro ATX
サイズ385(D)×195(W)×370(H)mm
電源400W
ドライブベイ5インチベイ×2 3.5インチベイ×2 HDDベイ×2
ファン前8cm取付可 後12cm標準装備
フロントポートUSB(2.0対応) オーディオ

スペックとしてはPCショップの宣伝文句を参考にすると・・・・


「ミニタワータイプのMicroATXケースです。全体はシルバーの塗装で、フロントにはブルー系のアクリルパネルがついています。筐体はミニタワータイプを採用。ミニタワータイプの利点としては、スペースの余裕からくる作業性、拡張性の高さ。特に小型のMicroATX筐体では搭載が難しい、奥行きのある拡張カードを使用できるのが魅力。冷却性能に関してもまずまずで、Intel推奨のパッシブダクトを搭載しています。背面ファンも120mm角のため、効率のよい排熱を行えます。ミニタワータイプの大きな利点のひとつが、ATX電源の使用が可能というところでしょう。MicroATX用のSFX電源では、つい最近300Wのものが出始めたばかりで、未だに250W以下が主流です。このケースは通常のATX電源が使用できるのを生かして、400Wという大容量の電源を搭載しています。それほど品質の高いものとは言えませんが、MicroATX用としては十分すぎる容量でしょう。もちろん他のATX電源への交換もできますので、静音電源への交換なども手軽に行えます。」
とのことですので、まずまずの選択であったと思われます。
マザーはどれにするか
買うつもりのなかったケースを購入することを考えると予算が当然下がる。アウトレットのMicroATX仕様のマザーで手ごろなものが目に止まったが、聞いたこともないアヤシゲなものだったので即座にパス。山積みになっていることから誰も購入してない模様。

購入しようかと考えていたメーカーの[ASUS]、[GIGABYTE]、[Aopen]のなかで[GIGABYTE]のMicroATX仕様のマザーが目にとまった。価格も\9980ということでお手ごろ。その他の製品も眺めてみるが、どれも機能、価格とも大差はなさそう。今使ってるCPUも使えるし、PrescottのCPU、SerialATAのHD対応と特別高機能なものではないが平均的な感じでこれを検討のひとつに。日本語マニュアルはついてないとのことでしたが、特別な仕様でもなく、これまでの組み立てにおいても記述が英語であっても問題はなかったので第一候補に。

その後各ショップを回るが値段はどこも同じだったので適当に商品を眺めているとCPUのことを思い出した。マザーと電源は決まったがCPUさえ壊れていなければOK。しかしCPUが壊れている可能性もあるし、無駄な出費をするのも困るな・・・と店内のCPU価格表を見るとPentium4はやはり高いが、Celeronならまずまずの値段。今使っているのは2.2GHZのCeleronで買ったときよりも値段は\5000ほど下がって\7000程度になってました。特に重い動作をすることもないのでCPUをパワーアップする必要はなかったが、マザーを買うんだし壊れている可能性も考えると少しは性能がよいやつが欲しいという欲もでてくる。CPUファンは取替えたため、リテールパッケージじゃなくてもバルク品のものを買えば安く買えると思って探してみると、2.6GHZのCeleronが\10000を割っている。昔では考えられない400MHZのクロックアップを考えるとどうしても購入したくなったので気がついてみると財布から福沢諭吉を出そうとする自分の姿があった。価格は中古品で\8980で購入。CPUファンも付属していました。

ケースを見つけた店に戻って、店員さんにマザーとケースとの組み合わせを聞いてみると、付属のバックパネルを用いれば使えますとのことでケースも購入しました。ケースは\8500。マザーは\9980。さぁ帰って組み立てだ。

再インストール
ケースはMicroATX仕様とは言え、持って帰るとなると重くて大変だが、これであのフリーズやら突然の再起動からおさらばできるとなると考えると重いには重いが、気分的には心地よい。

不安定なPCであったので、各種ファイルの保存、バックアップは起動していた時点でバックアップを取ってあった、電源を入れるもやっぱり起動もしないしランプは4つ赤。電源をきる。メモリ、FD、HD、DVDドライブを取り出し、買ってきたケースにマザーを取り付け各種コードの接続を終え、CPU、メモリ、各種ドライブを再度取り付ける。英語のマニュアルであったが、図が載ってあったし、簡単に理解できる程度の内容だったので特に問題なく組み立ては完了。WindowsXP SP2を適用したインストールディスクにおいてクリーンインストールを行う。OS起動後付属のディスクから各種ドライバを組み込みネットに接続できるところまで確認。ウザいほどに要求してくるアクティベーションをしなくては・・・・マザーとCPUが変わったから多分ネットでの認証はされないだろうと思ったがなんとすんなり認証クリア。前回は電話だったのに。そういえば120日で認証のリセットが行われるとの話を聞いたことがあったので、前回の認証からすでに120日以上経過していたのだろう。

WindowsUpdate、各種ソフトのセットアップを終え、安定していたころと同じ環境に戻していく。これでOKだ。CPUの処理速度は体感的に上がったような気がしなかったがMP3ファイルへの変換速度、動画再生などは明らかにスムーズになったのでこれまた満足であった。壊れたであろうと思われるマザーと電源を古いケースから取り出し、燃えないゴミ用の袋に入れてやっと安堵する。まだ使えるかもしれないが、取っといても邪魔なだけだし、捨てることにした。CPUはとりあえず壊れてないかもしれないから絶縁ケースみたいなのに入れて保存しておく。小さい煎餅みたいなものだし、置き場所には困らないし、華道の剣山にでも利用できそう??これで安定し少しだけパワーアップした環境に戻ることができました。

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